暑中お見舞い申し上げます。
相変わらず暑い日が続いていますが、体調は万全ですか?

今年の夏は、例年以上に熱中症で病院に運ばれる方が多いそう。熱中症は、高温の環境で水分やナトリウムなどのミネラルバランスが崩れて起こる症状です。

人の体は常に一定の温度をキープするように、温度調整機能がはたらいています。肌の表面から熱を発散したり、汗をかいて水分が蒸発させて体の熱を奪ったり。しかし、気温や湿度が高すぎると、その機能をはたらかせても体温が下がらない状態となり、次第に体がバテてしまいます。

日中、汗がダラダラ流れているのに、ずっと体がほてっている状態......今年の夏は、こんな経験をされた方が多いのでは? 私はまさにそのような感じが続いています。これまでもよく汗をかくタイプでしたが、いっそう汗っかきになった気分です。

21-1.jpg このようにダラダラと汗をかく方も、そうでない方も暑~い夏の日に注意しておかなければいけないのが水分補給。汗をあまりかいていないと思っていても、湿度が高い日や風が少ない日は、汗をかいても蒸発しにくいので、体温を下げるために汗はどんどん流れています。

汗の成分は、ご存知のとおり水分とナトリウムなどのミネラルです。大量に流れるぶんは、体の外からしっかりと補給する必要があります。
では、どのようなものを摂取すればよいのでしょうか?
いくつかのタイプの飲み物を例に挙げてみましょう。

 

●水、お茶
水分補給といえば、やっぱり水。しかし、水だけだと吸収スピードはよくありません。とくに体が脱水気味のときは、これだけでは不十分です。理想は体液の濃度に近い飲み物。0.1~0.2%の濃度の何となく塩味を感じるくらいの塩水がよいとされています。
お茶も水と同じく、日常的な水分補給源として役立つ飲み物ですが、汗を大量にかいたときなどは、プラスαとして塩分を含む梅干しなどと一緒に摂取するなどの工夫が必要です。

●スポーツドリンク
水に塩分と糖分などを加えたものです。水分補給を目的につくられているものが多いので、水分の吸収率は高め。しかし、糖分がしっかりと加えられているので、運動をしていないときに飲んでしまうとエネルギーの摂りすぎになってしまいかねません。
ガブガブ飲んでしまわないよう、スポーツドリンクと水を交互に飲む、もしくは薄めの食塩水に果汁など加えてお手製のスポーツドリンクをつくってみるのもよいでしょう。

●ビール
水分補給にアルコールは役立つでしょうか? 一見、喉ごしのよいビールは水分補給によさそうに感じますが、正解は「役立たない」です。アルコールは尿の排出を抑制するホルモンのはたらきを弱めてしまうため、せっかく水分を摂取しても、体外に排出される量が多くなってしまいます。
とくにビールやワインなどには、さらに利尿作用を高めるカリウムが含まれているので、水分を補給したいときの飲み物として適していません。

これらを見ると、運動をしているときにはスポーツドリンクが最適で、それ以外のときには水やお茶プラス塩分がよいと考えられます。

体の60~70%を占めている水分。私たちの体は、水分がなければうまく機能することができません。食事で摂取した栄養素が消化吸収されるときにも必ず水が必要です。今の季節は熱中症の予防として水分補給が欠かせませんが、日常的にこまめに水分を摂取する習慣を身につけたいですね。

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